ピアノはじめの一歩・第3回 歌唱(ソルフェージュ)

大竹美穂のブログ

音の階段の上り下り、音程の高低を認識するために、
声を出して歌うこと(ソルフェージュ)を取り入れます。
音の階段の図を見ながら「ドレミファソラシド」と声に出して上りを感じてください。
階段を下りる時は気をつけて「ドシラソファミレド」

手を段々上げていきながら、また下げていきながら歌うと、
上り下りをより実感できます。
最初は正しい音程が取れなくても心配いりません。
特に小さい生徒さんはまだ声帯が育っていませんし、音にピンポイントで
声を当てることにこだわることはないと思います。まずは、上ったり下りたりを
感じてください。

こんどは、「かえるのうた」を歌詞で歌ってみましょう。
そして鍵盤を一音ずつ弾きながら歌うことにも挑戦します。
少し難しいと感じるかもしれませんが、先生がうまく導いて、何度も
繰り返すと、小さい生徒さんもひとりでできるようになります。

それから、次に階名唱をやってみます。ここでも「かえるのうた」を
音の階段で図にすることで、メロディーが平盤にならず、高くなったり
低くなったりしていることを、知ってもらえます。

「ミファソラ~」など、「ド」以外の音から音階を始めるのは難しいので、
できる所だけでもいいでしょう。

ここで少し、ピアノを弾くことと歌唱(ソルフェージュ)の関連についてお話しします。
初めて出会った曲を知るには、楽譜を読むこと(譜読み)から始めます。
この時、楽譜を読んで、頭で覚えて、それからやっと音を出すのではなく、
読むことと同時に音を鳴らします。

第2回の中で、「音符を目で追い、鍵盤上の指を見ない」とお話ししました。
目で音符を追いかけて、同時に指で鍵盤を弾いて、その音が正しいかどうかわからなかったら、やはり目で鍵盤を確かめたくなるかもしれません。でも、鳴っている音は同時に耳に届いています。音は鍵盤を見て確かめるのではなく、よく聴いて感知するのです

楽譜に書かれた音符と、弾かれた鍵盤の音が正しく一致しているかどうかを知るには、

鳴っている音が何の音なのかわかることが必要です。

「これは何の音?」と単音での音当てクイズも楽しい練習ですが、その前に知っている歌を歌詞で歌って、そしてそのメロディーを階名で歌ってみましょう。

ピアノで弾いている音を正しい階名でとらえて歌えるようになると楽譜を読んで弾いた音が正しいかどうか、鍵盤を見なくても音を聴いて頭の中で正しい階名を唱えながら弾けるようになります。

・音符→目で追う→これらを同時に行って譜読みをしています
・鍵盤→指で弾く
・音程→耳で聴く
・階名→歌う

歌唱(ソルフェージュ)には、音符と鍵盤を結び付ける大切な役割があります。

ぜひ声に出して歌ってみてください。

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