原因と結果

ものの考え方ですが、ある現象を見たときにそれを「原因と結果」に分けてきちんと整理できるかどうか。これは重要な問題だと思います。これは「病気」について考えるとすぐにわかると思います。たとえば「熱がある」「おなかが痛い」ということがあったとします。
単に、体調が悪く「熱さまし」や「おなかの痛みどめ」で済む場合もあります。しかし、場合によってはもっと重大な病気がか隠れていることもあります。医者は当然それらを見つけ出し、もっともよい治療をする義務があります。
さて、ピアノ教師の場合たとえば「テンポが安定しない」とか「音間違いをよくする」と言った場合、それらのことを「原因と結果」に整理して考えているかどうか。もちろんある結果が原因となって次の結果を生み出すことは非常に多いです。要はこれらを整理し、本当の原因をみつけることです。
よくあるのは「楽譜にやたらと×や〇がある」ものです。「ここできていない」というのと「この音間違えている」というやつです。一個所や二か所だったら「たまたま」ということもあるかもしれませんが「ほとんど全部の楽譜に×がついている」(そういう楽譜を見たことがある・・・・・汗)っていうのはどんなんでしょう?なにかを根本的に変えて、×がつかないようにする努力がなされたのでしょうか?
この「根本的な原因」と向かい合わないと「先生は×をつける」「生徒は委縮する」という循環が永遠と続き、生徒は「トラウマ」をかかえてしまいます。これはおおげさなことではないです。この「トラウマをかかえた人」はこれまで何十人も見てきました。(そしてピアノ教師にには手立てがないのです。ピアノ教師は仮に知識や技術を持っていたとしてもカウンセラーではないからです)3月26日を参照
「先生が望んだ練習を生徒がしてこない」ことだって「原因」があるかもしれません。「忙しかった」とか「先生の言っていることが理解できなかった」とか「先生の言っていることが重要に思われなかった」とか・・・・そう考えるとそれぞれに対処の仕方は違ってくるでしょう。「もっと別な説明の仕方をする」とか「課題を減らして一か所に絞る」とか「もっと別の課題も取り入れる」とか「生徒がわかるまで待つ」などなど・・・・
「原因と結果」が「見えてくる」とイライラしない「見えてこない」からイライラするのだと思います。ご意見ご感想をお待ちしています。

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