演奏における模倣

・身近なことですが、子供のコンクールへ行くと間際までヘッドホンを付けている子供たちに出会います。

・まあたぶん、これから演奏する曲を聴いているのでしょう。それはそれでいいと思いますが、「自分の演奏する曲」を、「聴くありかた」について、気になってしまいました。

・自分が「本当にいい」と思ったから、何とかそれに近づきたいと思いつつ、模倣をするものでしょう。ただ、「これをまねしなさい」と言って模倣をさせられるものではないと思います。

・「鑑賞」なき「模倣」は、サルまねにすぎないし、演奏の趣旨、目的といったことを無視し、誤った音楽の在り方につながっていきます。「音楽」「芸術」の破壊にもつながっていくはずです。

・まさかそんな恐ろしいことは、されてはいないと思いますがね・・・・・・。

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演奏における模倣” に対して1件のコメントがあります。

  1. きらりん より:

    何を始めるにも、「学問」としていろいろな下地を…
    何を始めるにも、「学問」としていろいろな下地を学んでおくことは大切だなと思いました。

    先生のおっしゃる「鑑賞」は芸術を語る上での美学哲学にもとづいたものであるということが、わかるのと、わからないのとでは、本当に大きな違いがあるかと思います。

    指導者として、「させる」というようなコントロールや、批判、裁きというようなものからは、芸術において本当の学びはないと実感もかねて確信しています。

    小さな私ごときではありますが、やっぱり成長しつづけ、変化しつづける姿で、生徒さんたちに接していけることを、プロ意識として持ち続けていきたいと思っています。

    先生からは、その時々、ものごとを捉えるためのヒントを与えていただき、そういうものは瞬時には理解できなくとも、時間を経て「力」となりうる貴重なものです。

    今後ともご指導宜しくお願い致します。

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