子供たちへ

お家や幼稚園、保育所で歌ったお歌が一人で弾けたとき、音楽を楽しむ息吹がふっと一息。小さな芽🌱が育ち伸びていくさまを見守り、そばに寄り添う日々は、かけがえのない幸せなときです。

みんな違う個性の持ち主、だから使う教材も始め方も様々です。でも、最初につけておきたい基礎となる力はレッスンの中で伝えていきます。

『レッスン内容』

「読譜」
・楽譜を自分で読んで曲を立ち上げることができるように、五線ノートやワークを使って書く練習をします。

「音感」
・楽譜上の音と、自分が鳴らした音が一致しているかどうか、歌って確かめます。
・楽譜を読んで、正しい指使いで鍵盤を弾いて、鳴った音を聴いて、それらが正しく一致しているか、瞬時に判断できるようになります。

「拍子感」
・拍子を正しく取ることは最も大切です。連弾することで相手と合わせて弾くことにより、拍子を一定に保ったり呼吸を合わせたりできるようになります。

「リズム感」
・左右の手で異なるリズムを取るのは難しいことです。一人の人間の中に二人の人が同時に存在するのですから!
最初は知っている曲(例えば♪メリーさんの羊)を手で打ちながら歌い、次に歌いながら右手だけでメロディーを弾き、そして左手は1音だけ一緒に鳴らし、と段階を踏んで左右バラバラに弾けるようにしていきます。

レッスン内容についてこのように言葉で表すと、いかにもたいへんそうに感じますね。
子供たちはすべてが初めての体験で、大人が考えるよりも楽にハードルを越えていくそうです。その伸びようとする力を信じましょう!

最後にもう一つ、大切なレッスン内容は、

「想像力」
小鳥の鳴き声、雷の落ちる音、遠くから近づく足音、大好きな遊び、ちょっと寂しい時間、など、自由に想像して音で伝えられるように導きます。

毎日の生活の中で、友達と遊び、季節を感じ、動物とふれあい、たくさんの経験をして、心も身体も育てていってください。

50歳以上の皆様へ

2023年、『明石第九』に初めて参加しました。「一歩踏み出したい」と思ったのです。

平凡な毎日の暮らしののちに、家族がいても家の中でひとり、誰とも会話することのない将来を迎えるんじゃないか?という不安から、元気なうちに新しいことに挑戦しよう、と動き出しました。

一人で飛び込んでいくのは少し勇気がいりました。が、出会った新しい仲間と話すうちに、皆さんが様々な思いから集まってきていることを知り、参加する場所があり、ちょっとした会話ができ、新しい知識も得て、勉強できることが嬉しくてたまりませんでした。

これから超高齢社会を迎えるといわれています。健康に恵まれたとしても、社会や人とのつながりを失ってしまっては、毎日が寂しくなります。人と出会って興味や関心事を話したり、またお互いの経験談を聞き合える仲間が増えれば、孤独を減らすことができます。

これまで、今では80歳以上になられている人生の先輩の皆様ともご一緒にピアノに向き合ってきました。

ピアノに触れるのが初めての方、
鍵盤の場所がまったくわからない方、
子供の頃に憧れていたけど習えなかった方、
子供の頃に習っていて復活させたい方、
音程を正しく歌えるようになりたい方、
楽譜の読み方を知りたい方、
「認知症予防に(笑)」とおっしゃる方、
病院しか行く所がなかった方も、時々はピアノのために外出できることを喜んでくださっています。

50歳以上の人を中心に、「一歩踏み出す機会」「人や社会とつながる機会」になれば、という思いでこの文章を書いています。

レッスン形態は、マンツーマンでも2~3名のグループでも、一番気楽で緊張しない形で行います。
・右手のメロディーだけ
・左手で単音の伴奏をつけながら
・知っている曲、弾きたい曲
・楽譜の読み方や指の動かし方の基礎から
・クラシックの楽曲
など、お一人お一人のお話を聴かせていただき、どのようなレッスンがよいか一緒に考えていきましょう。

ご興味を持たれましたら、一度体験にお越しください

ピアノレッスンの価値観

そもそも「価値観」とはどういう意味でしょうか?長い間、わからずにいたので、AIによる解説を複数読んで、自分の言葉に落とし込んでみました。

個人が大切だ、重要だ、と考える信念の根幹を成す基準となるもので、その信じるところによって物事を判断し、決定し、行動していくことになる、基盤のようなもの、と解釈しています。

様々な場面でこの「価値観」という言葉は使われます。

音楽を演奏するときに大切だと考えているのは、「音楽はことば」ということです。人間の話す言語ではなく、音そのものが「ことば」なのです。だから、外国語がわからなくても、音楽だったら世界中の人に気持ちが伝えられるのです。

子供から大人まで、誰もが演奏することで、作品から「楽しい」「悲しい」といった感情を受け取ります。
また話しても伝えきれない内面の感情も、心の中で歌いながらピアノを弾くことによって自由に表現できます。

ピアノという楽器は不思議なもので、一人一人が生まれながらに持っている「響き」を奏でてくれます。皆、顔が違うように音色も違います。

ピアノを弾きたいと思う人が、作曲家の書いた楽譜を自分で読み、自分の音を立ち上げ、自分の心の声で歌い、平面的にではなく立体的に演奏する。そのために必要な指のタッチ、音の調和を聴く耳、楽曲の成り立ちなどを指導していきます。

自分はどんな「価値観」の持ち主なのか?常に、真理はどこにあるのかを探し、見つけ、それに基づいて物事を進めていきたい、と考えています。

大竹道哉 「レッスンをはじめるにあたって」 はこちら

無料体験レッスン

【大竹ピアノ教室】トップスライド画像
1回45分程度の無料体験レッスンを受講いただけます。
必要項目をご入力の上お申込みください。
皆様のお申込みをお待ちしております。