つい、昔を思い出して・・・
実家に行って、昔の楽譜、レコードを梱包した。もう父も母も他界して、誰もすまなくなって2年がたつ。「小遣いで買ったバーンスタインのベートーヴェンやホロヴィッツのショパン」の価値は違う。楽譜だって「井口版」もう使わないが、昔のレッスンの跡が残っている。
そういえば、井口愛子先生は、演奏会や本番が近くなると、スタインウェイのフルコンを生徒に弾かして、ご自身はぼろぼろの某日本メーカーの小さいピアノの前に座った。
「違う!」と声が飛び、先生がそのぼろぼろのピアノで極上の音を出す。どう考えたってピアノの音そのものは、スタインウェイのフルコンのほうがいいはず。でも先生の音はものすごい説得力があった。
「ピアノの音は自分の声」私はそう考え、生徒にもそのように言っている。
そういえば、井口愛子先生は、演奏会や本番が近くなると、スタインウェイのフルコンを生徒に弾かして、ご自身はぼろぼろの某日本メーカーの小さいピアノの前に座った。
「違う!」と声が飛び、先生がそのぼろぼろのピアノで極上の音を出す。どう考えたってピアノの音そのものは、スタインウェイのフルコンのほうがいいはず。でも先生の音はものすごい説得力があった。
「ピアノの音は自分の声」私はそう考え、生徒にもそのように言っている。