ピアノはじめの一歩・第9回 背景の音
大竹美穂のブログ
前回、初めて出会った曲のフレーズを見つける方法の一つとしてメロディーを弾きながら歌って、どこでブレスをするか考えてみる、ということを書きました。
別の方法として、メロディーに伴奏をつけます。


例にあげた「ちょうちょ」の曲のように、左手を「ド」と「ソ」または「ド」と「シ」だけ用意しておいて、このフレーズには「ド」か「シ」か「ソ」かどれがいいのかな?と混ざり合う音をよく聴いて、これがいいな!と思う音を見つけてください。
よく知っている曲なら、メロディーだけでその曲を理解して歌うこともできますが、初めて出会った曲をよくわかるようにするための助けとして、メロディーを支える伴奏(和声)を加えます。最初は上の例のように少ない音でもよいし2つ以上の重なりあった音(和音)を鳴らすと、より一層わかりやすくなります。

この和声(伴奏)は旋律(メロディー)という「輪郭で描かれた絵の背景に塗られる色」のような存在、と考えています。
メロディーに合う伴奏がつけられると、曲の変化やまとまりを強く感じられるようになるでしょう。

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