なぜ「正確なテンポで弾くのか」説明できるだろうか?
こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
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例えば「テンポを正確に弾きなさい」なぜですか?
それは「テンポを正確に弾くことによって、その曲の良さが現れるから」だということ。
もちろん、特殊な練習で(スケールや指の練習などで)それを要求することはあります。それは「自分が様々なテンポを思い通りにコントロールできるようになるため」だということは言うまでもありません。
一定のテンポということは、次にどのタイミングで一拍目が来るか、聴いている人に予測ができます。で、その通りに来ると「安心」するでしょう。つまり、一般的には「一定のテンポは安心や安定」を聴きてに感じさせる、ということが言えます。拍節がはっきりすると「聴き手にビートを与え、前に進む感じ」ができます。また、一定のテンポの中にストレスの高い音やストレスを感じるような急激な強弱の変化によって、びっくりさせたり注意を向けさせたりすることもあります。(ベートーヴェンがよく使っています)
テンポを正確にすることにより「曲の周期がはっきりする」「リズムの躍動感が聞こえてくる」「安心感、安定感を感じる」「場合によっては強迫感を感じる」など様々な可能性がある。以前、ドビュッシーの「月の光」をレッスンした時、「ゆるくでいいからテンポを正確に」と指示したところ、小節の1拍目にあったバスの音のつながりがわかり、音楽の方向性がよりはっきりしたことがありました。拍節のはっきりしない「テンポの正確さ」なども必要なことがあります。
もちろんこれに対し、テンポを動かすことによって何かを感じさせることがあります。一定のテンポは「慣性の法則」のように延々と続こうとしますが、それに抵抗する。その抵抗感が「ルバート」ではないのでしょうか?
遅くするのでも、全体のペースを下げるのか、もともとある一定の「テンポ」に「抵抗」するのかによっても違ってくきます。
もともとあるテンポの「強さ」も問題になります。「強く一定に保とうとするのか、それともそれほど一定に保とうとするパワーがないのか」その曲その場に応じた判断が求められます。
「ここは、このようになっていてこのような表現が求められるから、テンポを一定にするといい」と生徒に説明できるだろうか?
「テンポを一定」に限らないけれど、このようなことができなかったら、私は生徒に何も言えません。
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