わからない曲が、どうやってわかるようになるの? 大竹美穂

こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もブログを発信していきます。

今日は、大竹美穂先生が「自分がはじめての楽譜を読むときのことを、自己観察した」ときの文章です。

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「わからない曲が、どうやってわかるようになるの?」と聞かれました。「理解できない、何を弾いているのかさっぱりわからない」ということは、私にもあります。その時、自分が何をやっているのか、バッハを弾きながら自分を観察してみました。

まず、わからないまま初見で一通り最後まで弾いていきます。この時の様子は、調性、拍子、リズム、音は正しいものの、頭の中では全く曲とは関係のない、よそ事を思い浮かべていたりして、何かを弾いていた記憶すら残っていません。

これではいけない、今の時間は無駄だったと思い、最初のページに戻ります。そして、単純にわかることを楽譜に書き込んでいきます。調性、主旋律はすぐに見つかります。主旋律を別の声部に渡してしまった後に続く動きはどうなっているのか追っていくと、対旋律の存在が見えてきます。

主旋律を受け取った別の声部では、どの調性に転調したのか、そして対旋律も続いているのかを見ていきます。

一声、二声、三声、四声と層が分厚くなる過程は一律ではないこともあるし、主旋律の前半だけが、半音階な転調で反復進行(ゼクエンツ)していること、そして終止形(カデンツ)の挿入で第一部の大きなまとまりを閉じている、ことがわかってきます。

もう少し細かい点まで言えば、主旋律も単調にできているわけではなく、その中に「緊張」と「弛緩」が繰り返されていることを見逃さないようにします。簡単な言葉では「問い?」と「答え!」、息を「吸う」と「吐く」です。

これら、気付いたことを楽譜に書き込みながら弾いていると、冒頭の質問「わからない曲が、どうやってわかるようになるの?」の答えが出てきます。

余談ですが、一番短い往復書簡「?」「!」は、ヴィクトール・ユゴーが『レ・ミゼラブル』の本の売れ行きについて出版社に尋ねた手紙と、出版社からの好評であることの返事である、ということです。

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