ピアノレッスン「テンポ」と「強弱」「もっと指をきたえて練習して」だけになってないか・・・・その2


「もっと大きく」「もっと小さく」と「もっと早く」「もっと遅く」だけで、ピアノは弾けるか?という問題です。
この図を見てみるとお分かりいただけますが、右の図は、全体を把握しないまま書かれています。左の図は「正三角形」が見えています。
ただ、「音の大きさ」と「時系列」だけでピアノを弾くのは、右の絵の書き方で、左の絵を描くようなものです。マス目を細かく細かくして、緻密にやっていけば、できないことはないでしょう。
しかし、そこでは「全体を俯瞰する」ということが欠如してしまいます。よって「他人の模倣」になりやすい。「無難な」演奏を「模範・標準」として、そこで聞こえる「時系列」と「音の大きさ」を緻密に測って真似していく。ということになっていく。そこでは休符の意味なども考慮されません。一切の「思考」は止まり、「同じ音の大きさと時系列の位置」だけが要求されます。
ここで「作曲家との対話・作品との対峙」という項目は「0」です。
「作品との対峙」というと、なにか立派な芸術家、ルービンシュタインやホロヴィッツだけのことのように思うかもしれません。そのような見方は「絶対に間違っています」
このようなことがありました。ピアノを始めて半年の小学2年生が、モーツァルトのメヌエットを弾いたとき、「モーツァルトってどんな人?」と聞いたら、彼の楽しそうな性格を、そのメヌエットから読み取っていました。私は「モーツァルトさんは君とお友達だよ」といい「なぜ?」「だって君はモーツァルトの曲を弾いているじゃないか」
まさにこの関係が「作品と対峙」しているのです。
この曲は、どんな曲かな。どのように弾いて欲しいのかな。どんな気持ちで書いたのかな。どんな時に書いたのかな。と、作曲者に「問いかける」のが「作品と対峙」すること。誰でも、どんな立場の人でもできます。
指導者は必要に応じて「全体」「部分」「それらの相互関係」を生徒に考えさせ、気づかせることが必要です。一歩進みこんで「曲の構造」「演奏に必要な思考体系」などなどが必要になります。そこは指導者の導きだと思います.
図は「脳からみた心」山鳥重 NHKブックス100ページより

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