レッスンの中での「今とりあえず」は、結構多いのでは?

こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もピアノに関するブログを発信していきます。

生徒が譜読みで音を間違えたときに、私は「何か変な響きがしないかな?」と聞くことが多い。それは、音楽の文脈の中で、ありえない音を弾いたときにそのように言う。
「なぜ、間違えたか?」は、その音楽の文脈を聴いていないときに起きる。つまり「音を読み間違えて弾く」よりももっと上位のこと「音楽の文脈を(つまり、メロディーやハーモニーの響きや流れを)理解しようとする」ということができていないから起こる。

☆注意する事項が『音楽的な意味で正しいこと』か。あるいは『正しいことにつながっている』かどうか

今まで私がブログで指摘した多くのことは、たいていが「今とりあえず」ということに対しての異議だったように思う。
「今とりあえず」の考え方は、そのまま進むと、行き止まりや破綻することが明白である。
いくつか例を挙げると
1.旋律だけをかせて、伴奏は単に静かに弾く。バッハのインベンションのようなポリフォニーでも、テーマを出して対旋律は単に静かに弾く。(響いているもののうち、ひとつのものしか聴こえない、という発想がここにはある。違うものの調和や対立といった、音楽のドラマを構築する発想につながっていかない)
2.生徒が読み辛そうにしている音を、先回りして「そこはソでしょ!」などという。生徒には音を一つ一つ読んだあと、自分でつなげてつなげた形やそこから出てくる響きやリズムまで読み取ってほしい。先生は「読み方を教える」ことと「そのような形を見つけること」を促すようにするのが原則だと思う。決して「読んだ結果」を教えるのではない。
3.異名同音に対する配慮
「ミ♯」は「ファ」ではない。だから「ミの♯」に「ファ」などと振り仮名を打ってはいけない。これは、音階やハーモニーの仕組みあり方を理解しようとしたときに、邪魔になる。
4.合奏の模倣としてのピアノ演奏
合奏の模倣として書かれているピアノ(鍵盤楽器)の楽譜を、あたかも「一人のように」読んでしまう。つまり「多くの旋律線を、糸を縫うようにあっちこっちへうろうろして読む」
5.演奏中、多く動いていることを、ただ止める
体が動いているから、手首が振れているから、ただ「止める」ことだけをする。

こう考えてみると、「とりあえず」というのは多い。ついつい「とりあえず」をやってしまう。「本当の原因」「本来の在り方」をじっくり考察しないといけない。
もちろん「とりあえず」でも「基本的な考え方」が間違っていなければ、次につなげることはできる。

「とりあえず」の状態を長く続けないこと。
「とりあえず」間違った音を正しい音に直したり、よい状態の弾き方にさせることはある。なるべく早急に「生徒本人の本当の理解」へシフトさせることが求められている。また、「怒る、褒める」でも「何もない状態で本人が音楽を聴き、正しい理解をしているか、よい状態に持っていこうとしているか」絶えず確認することが求められている。
私は生徒本人が「本質的に何をやっているかわからずに、先生が修正させる」ことを恐ろしく感じる。
指導者は「生徒が何を聴いていて、何をききのがしているかを、判断する」必要に迫られていると思う。

たとえば「とりあえず姿勢をよくする」「手の形を変える」というのはあると思う。。「何のために姿勢をよくするのか。姿勢がよくなるとどのような仕組みで演奏に反映されるか」がもしなかったら、「姿勢をよくする」が「レッスンの目的」などになり、演奏意に対する不都合が省みられなくなったりする。「本当の目的」が見えなかったりする。

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レッスンの中での「今とりあえず」は、結構多いのでは?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 鈴木有美 より:

    Unknown
    はじめまして。
    いつもためになる記事、ありがとうございます。
    とりあえず、のブログ身につまされました。
    自分のレッスンを見直して新たな年のスタートを
    しようと思います。

  2. 大竹道哉 より:

    ありがとうございます
    私自身も、反省しつつこの記事を書きました。
    私は様々な世代や、状況の人にレッスンを行っているので、わりとこれらのことが見えやすいので、よく気になるのです。このようなことはみんなで共有し、考えていきたいです。

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