先日の友人の演奏から

友人が古典派のソナタを弾いてくださいました、そのあとの手紙の一部です。修正、加筆してあります

おそらく「テンポやペースが不安定」だったのは「表情を込めよう」とした動作がオーバーフローし(あふれ出てしまう)テンポやペースを乱してしまうのだと思います。
今、○○さんは「演奏を良くしよう」とするあまりにアンバランスに陥っているのでは?ひょっとしたら「以前のほうがよく弾けた」と感じてらっしゃるかもしれません。でもおそらくここのところ「表現意欲」が勝ってしまっているように思えます。
つまり「出口」が見いだせないまま「多くのもの」が中にたまってきてしまっている状態です。それが「表出されずにせき止められている。そして抱えきれなくなってきている」ということです。
いくつか基本的な考え方があると思います。

科学的に考えること
このような状態の時「夢見るような音」「よく歌う音」というような抽象的な考え方は、直接ピアノに届かずに弾く行為を邪魔している恐れがあります。抽象的な言葉を具体性のある言葉に置き換えることが必要。たとえば「瞬間的な短い音」「アタックがあり長く大きく響く音」「音の上げ方がゆっくりで、次の音に重なっている」とかです。つまり「具体的にピアノに伝わっているかどうか」に注意が行きます。
これで解決の糸口になるかもしれません。ただ、ものすごくゆっくりで、「今までの方法を捨て去る」という行為が出てきます。

他に役にたつこと
「分担する」ということ。
脳の中も、ピアノを弾くために使う身体の部位も「分担」し「役割を明確に与える」ということです。私はいくつかの原則を定義し、基本それに沿うことにしました。具体的なことでは
「鍵盤のポジションの移動と、打鍵の動きは別の動きとする」です。もちろん例外はありますが・・・動きが整理され、安定するのに役に立ちます。
このように整理していくと「ここでよく歌う音を出すにはこの打鍵をこのようにして次の音に云々・・・」という言葉がだんだん取れてきます。これは「筋肉が利口になった(クラウディオ・アラウ)」つまり、各部分が「学習し、脳内の社長命令を聞かなくてもやることがわかった」状態です。
一人の人間は会社組織のようなもので、言葉を使うのは代表取締役社長一人であり、言葉を使わない数々の人が、分担してプロジェクトを遂行しています。その分担を整理して、言葉で教えていくことです。

そうそう、子供のころ学校なんかでやったサッカーってみんなでボールを追いかけていきますよね。(→あるある。これ大学の生徒も経験があるって言っていました)でも、プロフェッショナルなサッカーは、「ポジションと役割が決まって」いるわけです。
まだまだ気がついたら書きます。これは本当は「私自身のため」に書いています。これだけ書くと、頭の中も整理されてきますね。
抽象的な言葉は捨て去らずにとっておきます。それらを具体的な言葉に置き換えること、それともう一つ「止める」という行為は間違っています。要は「正しいところにその情報を流す」ことです。抽象的な言葉は「ピアノを弾くための動きの言語」ではないのです。ですから「具体的な動きに翻訳」することが求められます。
そのうち、その翻訳はいらなくなってきます。それは「体の部位や脳内のパート、セクション」が役割を勉強したからです。
基本、「自分は一人の人間だから言わなくてもわかったというのは間違っています。それは「社長が思えば社員が行動してくれる」という「思い込み」です。各パートに「ピアノを弾くための動きの言語」を教える。そのような行為が必要だと思われます。

参照1 参照2

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