読んだ音で「円を作る」

以前このような文章を書きました。
音の強弱をつけたりすることによって、手のフォームがよくなったり指返しが楽になったりすることは多い。それは「注意ををどこに持つか」をコントロールすることにつながる。たとえば4オクターブのスケールを弾く時、指返しがスムーズでないときに大きいフレーズを感じてゆったりした表情で弾こうとすると、大きなスラーに小さな細かい動きが吸収されて指返しが大げさなフォームにならないので、きれいになることが多い。
これをもっと応用できないだろうか。
よく私が問題にしていることの一つに「譜読み」がある。「音を読むのではなく音楽を読む」と何度も書いてきた。さて「音を読む」から「音楽を読む」へはどうすれば移れるのかが、上記の文章にヒントがあった。
大雑把ないい方ではあるが、曲は、「円運動」から成り立っている。(と考えよう)様々な形の円が、さらに大きな円を形成し、1曲が大きな円のように循環するとイメージを持つ。
読み取った音を、より大きな円の中に入れようと意識するとつながり、まとまり、広がりが見えてくる。教師はその円の大きさを生徒に自覚させれば、たいてい流れがよくなる。また、ハーモニーのカデンツも円運動としてとらえられる。
譜例はバラード第1番の
○の箇所が円運動に感じられるのではないか
①ペッツォルトのメヌエット
2小節づつ小さな円があるが、その円が4つ集まり8小節で大きな円が感じられる。
②ショパンのワルツ
一小節づつ小さな円を書きつつ上りと下りで一つの円。
③バッハ、インベンション
出だしは右手、左手4小節単位の円。中間部もカデンツが円に感じられる。
例を出すと「作品の数だけ延々と」書くことになるので、このへんでこの稿はやめておきます。<m(__)m>

無料体験レッスン

【大竹ピアノ教室】トップスライド画像
1回45分程度の無料体験レッスンを受講いただけます。
必要項目をご入力の上お申込みください。
皆様のお申込みをお待ちしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。