ピアノはじめの一歩・第7回 弾きながら歌う

大竹美穂のブログ

第4回~第6回では拍子をとることの基礎になる練習をしました。ここでは、第3回の歌唱(ソルフェージュ)に戻って、歌うことをやっていきます。
最初は、よく知っている歌、好きな歌を楽しく歌いましょう。その中で、階名唱ができそうな曲を選びます。「ドレミファ」や「ドシラソ」のように音階を順次進行するメロディーや「ドドドド」と同音反復するものは、比較的口から出やすいです。

「ドミ」「レファ」「ソミ」のように跳躍する音程は後回しにします。

「かえるのうた」が弾けるようになったら階名を歌いながら弾きましょう。歌うことと弾くことを合体させるのです。

「ひげじいさん」も同音反復と順次進行でできているので、ゆっくり弾きながら口も動かしてください。

順次進行は、ドからの上行形(ドレミファ)は耳になじんで口も回りやすいですが、下行形(ドシラソ)は言いにくいようです。楽譜上でも「ラシド」がわかりにくいという声もよく聞きます。

口をよく動かして、はっきり発音したら歌いやすいし音程も正しくとれるようになるので、大きな声で歌うようにしましょう。

ピアノを弾くのに、どうして歌うことが大切なのでしょう?
ピアノという楽器は、鍵盤を正しく弾けば正しくその音が出ます。調律されているので自分で音を作ることをせずに”ただ弾くだけ”になってしまいがちです。そうなると、正確に間違えずに弾いていても、何を弾いているかわからない、ということが起こってきます。
ところが、声は自分の身体を楽器として出す音なので、自分で音を作ることになります。自分の身体でつくる音(声)で歌うのですから、何を演奏しているかはっきりと自覚できます。何をやっているかわかって、より理解が深まります。
ピアノの演奏の「はじめの一歩」で「かえるのうた」を弾きながら歌うことが、音楽を自分の中に落とし込んで理解していくことにつながっていくのです。

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