上手、下手で聴くのではなく

以前も書いたかもしれませんが
「上手、下手で人の演奏を聴くのではなく・・・」ということです。演奏者がどのように「楽譜、その向こうの作曲者と向き合っているか」を聴きたい。「上手、下手」で聞くとそこでは「演奏者、作曲者との対話」ということが聞き落とされる。ただ「一直線上の評価の地点」だけが問題になってくる。それは「音楽」を「私たちの文化」から遠ざける愚かな行為のように思います。
本来、音楽は「文化」であり人間の表現の一方法です。これは「音」というものを媒介として、その演奏者から聴きてに伝達するものだと思います。
我々がやっているような「楽譜」という「作曲者」が演奏者とは別に存在し、その「楽譜」から「意図」を読み取り表現していきます。
では、私のような「教師」の役割は?
それは、音楽の「見方、提示の仕方」を模索し伝えていくことです。その作品にはどのような要素が有り、それが一体どのように組み合わさって表現されるのか、もっとより深い、豊かな表現の仕方はないのか。そのためにどのような方言手段が必要か。ということです。
「もっと豊かな表現方法があるよ」「こうすると作曲者がこのようなことを書いていたことも、伝わってくるよ」「そのためにはこのような技術、方法、考え方、手法が必要だよ」ということ。
今の音楽のシステムの中でも「上手、下手で人の演奏を聴くのではなく・・・」ということを少しでも考えれば、「音楽」は「文化」になっていくように思われます。
このテーマは私にとって非常に大きく、まだまだ説明が足りないです。でも「とりあえずでも表明しなければいけない」という「責任と義務」を感じています。

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