私たちピアノ教師も気をつけないといけないこと

今、大阪市立高校で体罰によって生徒が自らの命を絶ってしまったことが問題になっている。この体罰、あるいは体罰的な教育(と言っていいのか疑問はあるが)は、ピアノ教育の世界にも横行していましたし、いまでも一部はしています。
私たちも気をつけなければいけない。そのように「心に傷を負った大人の生徒」は実は多いです。音大生にも数多くいます。
ピアノの先生は「カウンセラー」ではないし、根本的な解決は傷を受けた本人が自己を見つめ直すことによってしか解決できないのでしょう。ただただ先生として愛情を持って見守ることしかできません。
「体罰」や「体罰的なこと」では決してピアノはうまくならないし、大人になったらフラッシュバックが起きてしまいます。音大生や大人のレッスンの中で小さな「フラッシュバック」はときどき感じることがあります。
「平凡な教師は言って聞かせる。 よい教師は説明し、優秀な教師はやってみせる。 しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。 ウィリアム・ウォード」
というのがありましたが「体罰」や「体罰的なこと」をするのは何なんでしょう。スポーツ界では元プロ野球投手の桑田真澄さんがこの問題で研究、調査までして頑張っています。私たちも他人事でなく向き合う必要があります。
桑田真澄さんのインタビュー 

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