自分の仕事について
・今まで、突っ込んだピアノレッスンの話をここでは避けてきました。というのも、僕の生徒のプライバシーにかかわると考えたからです。もちろんこのことは今後とも守り続けていきます。お医者さんと同じで、守秘義務があると考えています。
・時々考えますが、「プロ」とは何ぞや、ということです。私は報酬をいただいてピアノを教えています。また、音大生のようにこれからレスナーになる人たちや、もうすでにピアノの先生をしている人たちを教えています。
・「お金をいただく」ということは、それに値する価値を相手に渡すことに他なりません。自分のしたこと、言ったこと、演奏したことは相手にとって価値があるのか?絶えず考え続けなければいけないと思います。
・今、社会の多様化とともに、ピアノを習っていいる人も多様化しているように思います。そうすると、今まで自分が習ってきたことをそのまま使うことはまったくできません。生徒の数だけ、レッスンの仕方があるのかもしれません。
・私が思うに、その場その場で、新しい有益な方法を考えて、前へ進めることができるのが、何の道においても「プロフェッショナル」ということの条件だと信じています。このことは、特にこれから音楽の専門を目指す「音大生」にはよく言っています。
・今ある実力の絶対量よりも、卒業してから自分の実力を自力で増やすことができることのほうが大切です。なぜなら、今ある実力の絶対量は、「枯渇」してしまうからです。
・といって自分に言い聞かせつつできたりできなかったりのこのごろです。