第2回 音の階段と楽譜と鍵盤
大竹美穂のブログ
前回、鍵盤を右方向に進むと音が高くなり、
左方向に進むと音が低くなることをお話ししました。
音が高くなったり低くなったりするのは、音の階段を上り下りしているようです。

簡単に「ドレミ」の音だけ図にしてみます。

ピアノの真ん中の「ドレミ」をやさしく楽譜で表すと

楽譜は、多くの横書きの文字と同じように、左から右へ音符が並びますが、
鍵盤上では、上りは右方向→で、下りは左方向←です。

はじめは鍵盤を見ながら、「ドレミ」「ミレド」を弾いて
→右へ進んだり、←左へ進んだりすることに慣れていきます。
簡単になってきたら「ドレミ」の階段を見ながら弾き、そして音符を目で追いながら弾きます。この時鍵盤上の指を見ないで、目はまっすぐ譜面を見るようにします。
楽譜上の音符は常に→右方向に進みますが、鍵盤上では上る時には→右方向、階段を下る時には←左方向に進むことが当たり前になるように、鍵盤のあらゆる音域でなじんでいきましょう。
また最初は指をバラバラに動かすのが難しいので、親指(1の指)と人差し指(2の指)をくっつけて弾くとよいでしょう。
次回は、音の階段の上り下り、音程の高低を認識するために、声を出して歌うことに触れていきます。