ピアノテクニックについて・・・・・書くのは難しい・・・・
いままで、ピアノのレッスンで気がついたことをブログに書いてきました。この内容を見てみると、ピアノのテクニックに関すること、メカニックに関することが少ないと思っています。
別に、私自身これらのことを軽んじているつもりはありません。「文章にしにくいので後回しになった」というのが正直なところです。<m(__)m>
メカニックについては「ハイ・フィンガー批判」でずいぶん以前に書きましたが、そのあと見つかったこととしては「姿勢をよくする=支点をはっきりする」「長さを使い分ける」「各部分の役割をはっきりさせる」そして「その曲のその個所にあった弾き方を探り当てる」ということに集約されると思います。
私は、「ギアチェンジ」という考え方を、ピアノメカニックの中に持ち込んでいます。ゆっくり、しっとり歌う時と速いパッセージ、弾むようなリズム。それらを「どこからどのような動きを使ってその音を出すのか」を探っていきます。「手指の長さを様々に使い分ける」とうまくいきます。その音その音に必要な「動き=準備も含めて」を考えていきます。
多いケース
よく見受けられるのは「音を変えようとするときに、自分が動いてしまうこと」です。「自分が動いてしまう」のではなく「ピアノに動きを伝える」のが正しいあり方です。「体を動かしすぎ」という方はたいていこれに当てはまると思います。解決法としては「動こうと思った時に、先端の方へその動きを持っていく」ことです。「優しい思いを伝えたい時に、自分が優しく動くのではなく、優しい動きをピアノに伝える」「自分が動くのが目的ではなく、ピアノに動きを伝えるのが目的」のですから。これは忘れてはいけないと思います。
そうすると「指先はつま先と同じ」ことがわかります。そっと歩く時もちょこまか歩く時も、ゆったりジャンプするときも「接地する部分」の柔軟さ多様さが求められています。
大概のテクニックの問題では、「指先の方」へ注意を向けるといいように見受けられます。
もうひとつは「支点」の問題。「姿勢をよくする」のは「見栄え」を良くするのではなく「肩を支点としてはっきりさせる」ことです。ここがふらふらするとその先がどのように動いていいかが「迷ってしまう」のが普通です。
テクニックの問題については「演奏をしながら実際に見聞きして対話しながら」行っていかないと、誤解を生じさせることが多いです。なるべく近いうちに、自主セミナーを考えていますし、どこへでも行って「対話、実演しながら」解決をしていきたい。(もちろん私自身もそこから
学ぶことが多いと思います)ご興味のある方は、コメント、メールをください。