悪夢

回数の魔力・ということがあります。たとえば「100回同じことを練習する」ことに満足してしまう。その回数に酔ってしまうことです。これは、トランス状態の一種でしかない危険な行為です。また冷静さを失い「練習の結果を問わなくなる」危険があります。
こうなると危ない。「本来の結果である『できた状態』にたどり着かないほうが、回数を多く練習するきっかけになりえる」ということが出てきます。つまりこういうこと「先生が生徒に『やってもうまくならない練習』を与え、生徒は『まだできていない』ということで回数ばかり増えていく」という状況。
先生は生徒が来るたびに「まだできていないので回数を増やしなさい」という。でもその方法は「できるという結果」にはたどり着かない。結果、生徒は「もっと回数を増やす」「できたという結果は伴わない」ので「回数を増やしたことに自己満足をする」というサイクル。
まさか、ピアノ教育の中には、存在しませんよね。

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