バスを「点」でとらえるか「線」でとらえるか?
このところ、ようやく演奏会も復活しはじめ、コンクールの審査やアドバイスなどもやっています。そんな中で
気がついたことを書いていきたいと思います。
先日、セシリア様が「ポリフォニー」のことについて書いていました。これについては全く同感で、おそらく今まで同じことを言ってきたのではないかと思います。ですから「心強い味方」があらわれた。「共に戦おうではないか」などと思っていたりします。その1 その2 その3
ショパンのワルツです。
「左手を聴きなさい」というと、譜例1のように感じてしまう人が多いのではないでしょうか?
これは「響きが汚くなる」ことはありませんが、なんとなく物足りなさを感じるのではないか?ということになります。
この左手のバスパートを弾いて、頭にしっかり入れておく
上声とバスの赤い線との二重唱としてとらえる。特に「バスを聴き続ける、点として認識するのではなく、線として響きの先まで認識する」つまり、いつでも上下の本の線があるという考え方です。
のような聴き方、認識のしかたでは、きれいにはなりますが、ふくよかな豊かな表現には繋がらないということです。つまり「インベンションのように2声のポリフォニーとして聴く」ためしに下の楽譜のように、内声なしで上と下だけで弾いてみてください。
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大竹道哉・ピアノ演奏会
2021年2月27日(土)
第1部:午後2時・第2部:午後4時
会場:新大阪 B-tech japan
大阪市淀川区宮原2丁目14-4 MF新大阪ビル1F
第1部 3,000円・第2部 3,000円 通し4,500円
それぞれ7名限定なので、必ず予約をしてください
予約・m-ohtake@iris.ocn.ne.jp
電話・SMS 080-3038-8671・FAX 078-938-1005(大竹)
第1部・午後2時 リストが弾いたシューマン
シューマン
・子供の情景 作品15
・謝肉祭 作品9
・幻想曲 ハ長調 作品17
第2部・午後4時
・ハイドン ピアノソナタ ニ長調 Hob.XVI-37
・シューベルト ピアノソナタ ロ長調 D.575
・ショパン 舟歌 作品60
・リスト ピアノソナタ ロ短調 S.178
電話・SMS 080-3038-8671・FAX 078-938-1005(大竹)