ピアノはじめの一歩・第8回 フレーズ
大竹美穂のブログ
「フレーズ」とは、簡単に言えば、言葉や文章のまとまりのことで、「おはよう」や「ありがとう」も一つのフレーズです。

「ちょうちょ」を歌ってみると、自然に歌詞をひとまとめにして歌っています。息を継ぐところ(vブレス)と文章の句読点( 、 。 )が一致して弧線でまとめられたフレーズをつなげて演奏しています。
音に詩が付けられていると、旋律(歌、メロディー)のフレーズがわかりやすくて、音楽のまとまりをとらえられます。。
むずかしく考えなくても、歌っていたら自然にブレスをしてそれがフレーズになっています。
それでは、初めて出会った曲で、歌詞もなかったとしたら、どうやってその曲のフレーズを見つけて、まとまった演奏にしていくのでしょうか?
これはちょっと難しいのですが、一つの方法として、そのメロディーを弾きながら歌ってみて、どこでブレスするのが一番しっくりするのか考えてみるといいでしょう。
歌を歌うとき、どこかで息継ぎをしないと苦しくて歌えません。
また、どこでもいいから息継ぎをするのではなく、歌いやすいように、自然にブレスを入れていると思います。
歌詞がない旋律(メロディー)でも同じです。階名唱で歌いやすいところで、息継ぎをしてみてください。
それが音楽のフレーズを見つける方法の一つになります。
ピアノを始める最初の一歩として、第7回「弾きながら歌う」には、音楽のフレーズを見つけてまとまりのある演奏にするための準備も入っているのです。