子供の頃ピアノを習っていた・・・・・
昨年、12月にある主婦の方が生徒になりました。「子供の頃ピアノを習っていたのですが、子育ても一段落したので再開したい」大体、ツェルニー30番ぐらいまでやっていたとのこと。このぐらいの力があったら、結構いろいろな曲にチャレンジできます。弾けそうな曲のリストを作成したら、ものすごい膨大なものになりました。バッハやスカルラッティから、モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんシューベルト、ショパン、シューマン、チャイコフスキー、グリーグ、ドビュッシー、プロコフィエフ、イベール、バルトークetc
もちろん、全部やるわけはないのですが、レッスンでいろいろこちらが弾いて聴いていただいて選んでいただいたりするのも楽しいです。
バッハも「インベンション」をもう一度やったりもします。そこで「バッハのおもしろさ」をこちらがいろいろ展開して見せます。子供の頃訳も分からず義務的にやっていたものが、実はこんなに豊かな世界だった。それを直ぐに生徒さんの演奏に応用します。なんだか言葉にすると難しいようですが、結構すぐ出来ちゃったりすることも多いのです。「わかると結構面白いですね。」ということをよく言われます。このような方々、増えています。
「子供の頃ピアノをやっていた」方のうち、多くの方が「子供にやらせる」と考えがちなようですが、「自分で弾く」という面白さをご自身で味わってみては?そんな親御さんの姿を見て「子供さんもやってみたくなるかも」と思います。