より良い譜読みのためのエクササイズ・追記
こんにちは。兵庫県明石市でピアノ教室を開講している大竹道哉のブログです。明石市でピアノ教室をお探しの方はご検討ください。
ところで、なぜ、歌うことによって「ジグザグ読み」が解消されるのか?
たとえば、ペッツォルトのメヌエットを、次のように読んだとします。
典型的な「ジグザグ読み」「ぶら下がり読み」だといえます。これでは、左手の横の流れが消えてしまいます。
歌うには、声を出し続けなけばならないので、この線のような集中力ができる。右手はもともと「メロディー」として線を認識しいやすいので「左手を歌う」「右手を弾く」ことが最も「ジグザグ読み」からの決別になりやすいと思います。左手の「線」を意識しないと、左手は歌えないからです。
上級のエクササイズとしては、3声・シンフォニア 上声・下声を弾きながら、中声を歌う。
これを暗譜で行うと、格段に頭脳の整理がはかれます。
ここで書かれたものの応用や、他の方法も考えられます。人間は「同時に複数の考えが持てる」能力を秘めています。それを開発していくわけです。
譜例からもお分かりかもしれませんが、この問題はピアノ初級でも、考えられるということです。
・先までつながっているか
・深い理解へと発展するか
・自分たちのものとして文化として受容できるか・・・・ということを考えています。