ピアノの楽譜は、どのポイントで記されているか、検証する

こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もブログを発信していきます。

ピアノの楽譜は、どのポイントで記されているか、検証する。
1.頭の中で考えたことをそのまま記録する場合
2.手許、つまり指の置き方、奏法、ペダルの踏む、離すなどの楽器そのものの操作方法を記す場合
3.実際に響く、聞こえる状態を記す場合
この、3つの可能性が考えられ、その楽譜から論理的、客観的に検証できる。

次の楽譜は

1.頭の中で考えることができる
2.楽譜にしたがって具体的に操作できる
3.実際に書かれているように聞こえる
つまり、この楽譜の書き手がどこのポイントの事項を書いたかは、わからない。

次の場合を見てみよう。


指を離す箇所に、ダンパーペダルが書いてある、実際には、音はつながって聴こえる。これは2に該当するといえる。つまり、手指の状態や動きを書いている。

聞こえ方が書かれているので、3ということになる。あるいは、1の可能性も否定できない。
では、次の楽譜は

赤〇に注目、これは、ピアノの場合一度出した音は、物理的に減衰する一方である。具体的に、手やペダルの操作では、実現しえないし、物理的に音が大きくなるわけではない。2と3は、不可能であるということになる。つまり、1の頭で考えたことをそのまま書き記したということになる。

通常に書かれている楽譜では、1,2,3の分離や乖離はおきにくいが、箇所によってどれか判別できる。それによって「その作曲家がどのポイントを記したか」が明確になるはずだ。特に、なぜこのように書かれているのか、疑問を持った場合、1,2,3のどれかが判別できる。

それぞれの特徴
1、頭の中でのことを記す場合
考えたこと、思いついたことそのまま記載される。
作曲家の意思がはっきり見えてくるが、場合により演奏者が記載に対し、どのような対処をすればいいかわからないことがおきる。しかし、そのようなことがおきているがゆえに、楽譜に1が記載されていることがはっきりする。
2、手許、つまり指の置き方、奏法、ペダルの踏む、離すなどの楽器そのものの操作方法を記す場合
考えたこと、思いついたことを実際にピアノで試してみる。具体的に、どの時点で何をやっているかを克明に観察し、その「操作方法」を列挙する。もしそれが、ポリフォニーであった場合、演奏者、解釈者が判断し、演奏に反映していかなければいけない。
3、実際に響く、聞こえる状態を記す場合
より大胆に、広がりを持った響きが記されていることが多い。ただし、記述に曖昧さが残る。

今後の検証課題
1.ピアノ以外の楽器で、このようなことはおきているだろうか?
2.この方法で、楽譜の再検証をすること。楽譜の校訂方法。校訂された楽譜が正しいかどうか。指使い等。
3.この考え方を「記述方法」として、音楽以外の記述に関しての応用の可能性。
それぞれのジャンルの記述で、記述のポイントを特定し、その記述がどのポイントで起きていることかを論じることができる。これに関しては、文学、科学などジャンルを問わない。

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