ピアノはじめの一歩・第6回 右と左
大竹美穂のブログ
ピアノは両手の指をバラバラに動かして演奏します。
赤ちゃんが両腕をパタパタする行為から
「大きな栗の木の下で」の身体遊び
「ひげじいさん」の手遊び
「グーチョキパー」の指遊び
などの遊びを通して、身体の各部分をバラバラに動かす能力を育んでいきます。
そしてその先に、最も繊細に動く指先のコントロールがあります。
ピアノ演奏に必要な、はじめの一歩として
右手と左手の区別をつけていきましょう。
同時に、数を数えることや、拍、拍子ともつなげます。
右手と左手を迷わずサッと反射的に出すのは、
意外と難しいことです。
ここでは左右を区別するために
・音符の棒の向きが上のときは右
・音符の棒の向きが下のときは左

としておきます。(楽譜上の音符では、棒の向きが、左右の手を決めるものではありません)
鍵盤のドの音で


まん中のドの音で拍子の中で左右の手を変えながら拍を正しく刻む練習です。
できたら両手を1オクターブずつ離れたドの音に移動させてみたり、黒鍵を使ったり、「ピーポーピーポー」と聞こえる音を見つけて2拍子で左右交互に鳴らすのもおもしろい練習になります。
この練習は右と左を区別するのが目的ですから、どの指で行ってもいいのですが軽く握ったグーの手を、ふわっと少し緩めた状態で親指を使うのがよいでしょう。手や腕の力を抜いて、楽に弾いてください。