ピアノレッスン・理解を超えたことを子供(生徒)にさせることの危険

前回「後々怖いです」といった、「生徒の理解を超えて物事をさせる危険」ということを書きました。これについてもう少し詳しく書かなければいけないと思います。ピアノレッスンに限らない問題を含んでいるように思われます。 例えばですが、生徒は「楽譜を読んで理解して弾く」ということ。この「理解」を超えたことをさせようとすると、「大人のものまね」になります。この「大人のものまね」は、外面的には「理解をして弾く」のと同じに見えるかもしれませんが、本人の中では「大人(先生であったり親であったり)が褒めてくれることをする」ということで動いています。 つまり、完全に「他人への依存」状態です。もちろんこの「他人への依存状態」から「本人の理解」に移り変わるのを待って次に行けば良いのですが、親や先生が急ぎすぎて「他人への依存状態」のままどんどん先へ進めていくと、子供にとってはただ「親や先生の言ったとおりに動く」だけになる。自分で「楽譜を読んで納得して演奏する」のではなく「親や先生の言うとおりに指定された鍵盤を強く叩いたり弱く叩いたりする」だけになってしまう。課題が簡単なうちは、このようなやり方でも「ある程度の演奏の形」のように見えるかと思いますが、大体「バッハのインベンション」あたりから不可能になってきます。 「他人への依存状態」という「ピアノの先生が扱うことのできない」事象が入ってきます。本人の中に「ピアノを弾く」ことが理解できないまま「先生や親が褒める、怒る」ことしかモチベーションがない状態になります。 「生徒の理解を超えて物事をさせる」ことは必要になることはありでしょう。しかしそこで「本人の理解」を待たなければいけない。 例えば「生徒が、教科書が読めない時に、親や先生が教科書を読み聞かせて丸暗記させて、生徒が言えるようになった。それは生徒は『教科書を読んだ』ことなはならない」でしょう。その丸暗記が、「教科書本文の理解」になるまで時間をかけて導かなければいけないし、本人が「本文を読んで納得できる」ところまで行かないと意味がないでしょう。 当然、「理解」はその生徒の年齢や勉強状況に応じたものであり、個々に判断するものです。難しい和音記号がわかったからといって「理解」とは言えません。子供なら子供なりの理解の仕方、言葉だけでなく感覚も含めてでの理解があります。 子供のピアノ教育の時「外面的に弾ける」だけに注目し過ぎないことだと思います。「本人の頭の中では『理解した行為』なのか『単なるモノマネ』なのか」要注意です。これに気を付けないと「慢性的な依存状態」を作ってしまうように思いますが・・・・・

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