会ったことがないからわかりません

3月4日朝日新聞の夕刊に寺内タケシの記事で以下の記述があった。

高校生の時、音楽の試験で「ベートーベンについて述べよ」との問題が出た。俺は答案にこう書いた。
「会ったことがないからわかりません。」
これを見て私は「なるほど」などと思ってしまった。
私たちは、「これはベートーヴェンの意図だから」などと言いつつ演奏をしているが、果たして本当だろうか、といわれると「会ったことがない」のは皆さん一緒(あたりまえか・・・・・)である。
そこは私たち「楽譜」や「伝え聞いたこと」を頼りに、どうすれば「ベートーヴェンの意図」らしくなるかをシックハックしているのである。それは「今、ここにいない人」との「対話」のようなものではないのか、昔の人の「小説」を読んで、「その人の意図」を考えるのと同じだな、と思う。
「譜読み」ということをこのレベルで考えていかないといけないな、と常々思う。われわれが勝手なことをやっても「ベートーヴェンは口出しできない」しかし「彼の作品を、彼の予想以上に」することも可能かもしれない。私たちは「ベートーヴェンの作品」という遺産を自由に使う権利を持っていると思う。

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