昨日のレッスンからメンデルスゾーンの無言歌集 作品38-6「デュエット」と作品53-2(浮雲)

昨日、あるアマチュアの方のレッスンをしました。曲はメンデルスゾーンの無言歌集 作品38-6「デュエット」作品53-2(浮雲)
音そのものを読むのは難しくないのですが、音を選ぶのは難しい。前も触れましたが、どちらもベートーヴェンのソナタ第14番で開発された手法によって、書かれています。内声がアルペジオで、3つの声から成り立っているのでどちらかの手が「二役」を演じなければいけない。
「メロディーを出して、伴奏を静かに弾く」ではどうしても「伴奏(この言い方あまり好きではない)のハーモニー」が無表情になる。そもそもヨーロッパ音楽の基本は(特にバロックからロマン派にかけて)「ハーモニーの変化 カデンツ」で曲を変化させ、進めている。この「ハーモニーの変化」がなくなったらちょっとなぁ・・・・
最終的には、「それぞれ別個の線」として考えるほかないのでしょう。ベートーヴェンの譜例で示したように「別々のパート譜」で「別々のサイクル、フレーズ、呼吸」が存在する。だから「バーチャルとしてそのような感覚を自分の中に作り上げる」しかないのでしょう。
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