様々な楽譜を読み解く

最近、ピアノの世界では「原典版」が標準になっている。様々な作曲家の原典版が、より容易に手に入るようになった。
そこで問題になるのは「その作曲家に応じた楽譜の読み方」がある。
1.時代によっての違い(時代様式の問題もあれば、使われた楽器による違いもある)
2.作曲家個人個人での違い

様々な文献を読むと、「誰もが納得する定まった見方」が確立していない点もあるが、ある程度は知っておく、あるいは考察できるようにしていきたい。
また「解釈版」も「解釈版」の読み方があるはずだ。校訂した人がどのような立ち位置に立っているのか。それによってオリジナルの「何が残され何が変えられていたのか。それはなぜか」考えるのは興味深い。日本ではかつて「井口基成版」がよく使われていた。それを「よい、悪い」という言い方はよくされていたが、「どのような視点で編集されていたか」についてはあまり聞かない。
私は、ピアノを指導する場合、2つのことができるといいと思う。

「原典版をどのように弾くべきか考えられる」
「解釈版について、それがどのようなコンセプトで書かれ、何が残され何が変えられているのか考察する」
この2つでより楽譜の読みが豊かになってくる

今まで「ムジカノーヴァ」や「レッスンの友」などの雑誌に掲載された楽譜や、出版された注釈付きの楽譜なども「演奏の参考」にできる。

私が気になっている楽譜としては
ベートーヴェンのシュナーベル版
バッハのブゾーニ版
モーツァルトのバルトーク版
ショパンのさまざまな版
などがあるが、これらを必ずしも「演奏に使って」いるわけではない。作品、作曲者に「校訂者、解釈者がどのようなアプローチをしているか。その音楽・演奏思想」が肝心ではないかな、と思う。
レッスンの友1969年1月号より 中村紘子さんがショパンのワルツに注釈を入れた楽譜

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