短いタッチ、長いタッチ

先日の記事のFBのコメントが、ピアノのタッチの「長短」の問題になったので、動画付きで解説したいと思います。参照として、過去の記事です

動画1 
この動画の中で「速くなるほど指の先の方で『つま先走り』のように」なっているのがお分かりいただけると思います。試しにピアノの蓋を閉じてこのリズムを打ってみました。打ち方の「腕 手 指」の使い方がはっきりしてきます。速くなるほど「先の方」に意識を向けて「ちょこちょこ」動きます。
つまり、この「長さの変化」を「指の長短によるタッチ」の使い分けをします。
動画2 
わかりやすい曲として、モーツァルトの変奏曲。テーマでは「指の根元」からゆったりとタッチしていますが、第1変奏では、右手が「つま先のちょこちょこ走り(短いタッチ)」になっているのがわかります。第2変奏では、左手を「つま先の・・・」で、右手をゆったり(シンコペーションで伸ばす音はさらに長い、しなりのある長いタッチを使っている)で弾いています。さらに第5変奏では、リズムに応じて休符の瞬間に手に緊張を持ち、短い音を短い動きで弾いています。もちろん8分音符と16分音符のタッチは明確に弾きわけています。これをリズム打ちをしてみました。動画3
動画4
ショパンのエチュード作品25-1です。上声の音は、腕からの動きを使いたいのですが、手の都合で出来ません。そこで、右手の5の指は指の根元から、しなるような動きを使います。そしてそのほかの細かい音は「細かい先の方の動き」の指を使います。動画の中で、わざと右手を時々細かい音を抜いて弾いています。「腕からの動きの音」と「指を長く使ったしなりにあるタッチの音」とが「全く同じ」になるのがお分かりいただけると思います。
動画5 
追記として、1の指問題です。1の指をほかの指に近づけてこのような形を基本とします。これで1の指も他の指と同じ長さで使えます。これによって細かい速いパッセージが弾きやすくなります。さまざまな有名な曲の部分を抜き出してみました。お試しください。
「指を長く使う」たっぷりしたボリュームのある音のとき
「指を短く使う」細かい繊細な動きのとき
これだけでも「タッチを選ぶ」ときの助けになると思います。タッチは「譜読み」のときに「この音はド、レ」だけでなく「どのような音を出すべきか」「どのようなタッチ(手指の動き)を使うべきか」まで読み取るべきだと思います。もちろん途中修正はありますが、「譜読みからタッチのことまで考えること」により、より理解の深まった演奏に持っていくことが可能です。
さらに、このタッチの方法には、もう一つの可能性があります。ショパンの25-1を使って説明しますが、考え方が、BのラインでなくAの赤2本のラインになります。Bの青線1本だと「メロディーの音を大きくして中の音を小さく」ですが、Aでは「外声の表情」「内声の表情」それぞれが考えられます。内声、外声ともそれぞれ自立,自律して、より豊かな音楽の表現がしやすくなります。
これについては参照 参照2 をご覧ください。

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