私が「自分の活動する世界が不毛」と感じる原因

音楽をついつい「上手、下手」で聴いてしまう。これって間違っていないだろうか。特に「審査をする」という立場を持つと、音楽を「点数」で聴いてしまう。私は自分の反省も込めて「演奏者に対する敬意」があるかないか考えたい。テストなどで「点数」をつけるから「上手、下手」の区分をしてしまう。これも「言い訳」にすぎないと思うのです。
「もっと上手に」ではなく「ステージを上げる」という考え方はどうだろう?たとえば「ここのスケールの音の粒をそろえなさい」と言うとしましょう。「音の粒をそろえることにより、作品の良さがでてくる」ということまで見ているかどうか。また「その先」のことを提示しているかどうか。
一見、同じ結果が出るようですが、実際は違ってきます。ただ「そろえる」のと「その中にある響きの息使い」を感じようとするのとの違い。そのような考え方を「プロ側」が持たなければいけない。自分も含めて「指導者」がそれを提示しているかどうか。これは「レッスンの生徒が子供であろうと大人であろうと音大学生であろうとアマチュアであろうと」共通のことです。
私が「自分の活動する世界が不毛」と感じる原因は、ここにあると思います。反省を込めて。

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