ピアノはじめの一歩・第5回 小節と拍と拍子
大竹美穂のブログ




この4分音符が均等な時間で進んでいくのが「拍」で

4分音符が3拍ずつのかたまりで連続して途絶えずつながって進んでいくとき、それを「3拍子」といいます。
4分音符が3つずつの拍子は

と表記します。

が1小節に2拍=


8分音符が1小節に3拍では

となります。
私たちのまわりには、2拍子がたくさんあります。息を吸って吐いての呼吸、足踏みブランコ、ほかに、振り子時計も2拍子ですね。
「こいぬのマーチ」に合わせて「1,2/1,2」と歩いてみましょう。よろけたりつまずいたりせずに、音に合わせて進むのです。これが2拍子。

1小節に2拍ずつ「1,2/1,2」と声を出して止まらずに「拍」を正しく数えながら手をたたいて(あるいはピアノを弾いて)みましょう。
次に

と、1拍目だけ打つけれど「1,2/1,2」と「拍」を数えていきます。2つずつ数えることが途絶えずつながって進んでいますか?2泊ずつのかたまりで進んでいるのが「2拍子」です。
3拍子も同じようにやってみましょう。

この拍子は、メヌエットやワルツなど、踊りで使われる拍子ですが、軽やかに踊れるようにするには、どうすればよいでしょうか?


1拍目で手をたたき、2拍目、3拍目ではぐるっと手を回して、まあるく感じ取ってください。

3拍子は「トン、トン、トン」と3つ強く打つのではなく

と、2拍目、3拍目を軽やかに進むと

が、大きなひとつのまとまり、

としてとらえられるようになります。