チャイコフスキー 11月トロイカ

譜例① 元の譜面

譜例② よく、このように認識する人がいる。このように考えると、メロディーは途切れて、「忙しく」聴こえると思う。

譜例③ 以下のパートは独立している。このパートだけ弾くと、ゆったりとやさしく響かすことができる。これが「元の譜面」に書いてあることを見逃さないことが大切だと思う。

譜例④ もとの譜面をそのまま分解してみた。


譜例②の理解の仕方、譜読みの仕方は「間違っている」といえる。読み直して頭に入れなおさなければいけない。
だからこそ「ただドレミがわかって、時系列でそこの鍵盤を押して音を出せる」ではなく「どのようにまとめて、どのように理解しているか、正しい形で頭に入っているか」までを「譜読み」として行うことが必要。指導者がそのレベルまで見届けないと、後では修正が効かないことがほとんどです。(この場合、修正ではなく0からやり直しになります)
譜例②を何回弾いても立体にはならない。「似て非なるもの」しか作れない。だからこそ「譜読みの段階」での「指導者の慎重な指導」や「生徒がなにをどのように認識しているか」の把握が求められる。私にとっても大変難しいことですが「ピアノ指導者」というプロフェッショナルな仕事の「必要な」能力だと思います。日々高めていかなければ、と考えています。

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