自分の音を聴くためのエクササイズ
こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もブログを発信していきます。
ピアノ演奏時に「自分の音が聞こえる」ではなく「聴く」つまり「意識してそこにある音を認識する」ためのエクササイズを、考えてみました。
まず、「弾きながら歌う」というと上声を歌うことが多いでしょう。しかし、バスとソプラノが対で認識されると、音楽の安定度や和声の聴こえ方が違ってきます。いくつかでいいからこのような練習をすると、このエクササイズをしない曲でも、自然と「バスを歌う問いどうなるだろう?」という気持ちが起き、バスをより認識するようになってきます。やってみるとわかります。
また、ワルツのバスパートを歌うことにより、バスと内声の独立が認識され、いわゆる「ブンチャッチャ」的なワルツにならないきっかけをつかめます。
内声は、もっとも認識しにくいパートですが、やはりこのようにすると、ほかの曲を弾いても「ここにある」という意識がより向けられるようになります。
以前書いたように、ピアノを弾くときには「背景で鳴っている、楽譜には書かれていないハーモニー」」も「聴きながら」演奏するものです。このようなエクササイズにより、より様々な音が「意識できる」「聴くことができる」ようになるものと考えています。