メトロノームと依存問題

こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もブログを発信していきます。


「一定のテンポ」を保つことは、音楽にとって必要であると思います。「一定のテンポ」は「歩く」「走る」「心臓・脈の鼓動」など、自然な私たちの身体に結びついていて「人間的、自然的」だといえると思います。踊りのステップなどにも「一定のテンポ」があります。
この「一定のテンポ」は、以前書いたように「安心感、安定感」とともにあり、場合によっては「強迫感」を呼び起こすこともあります。つまり、表現の上で必要なものです。また「一定のテンポ」があってこそ「そこから速くなる、遅くなる」が出てくるわけです。
さて、よく「一定のテンポ」がとれない場合があります。ここで「メトロノームを使うか使わないか」様々に論争されていると思いますが、一つ、大事な点を逃しているのではないでしょうか?
メトロノームをかけて練習します。さてそこで、メトロノームは必ず一定のテンポを刻みます。その時
A「テンポはメトロノームが刻んでくれるから、ただ合わせて弾いていればいい」
B「この一定の刻みを、自分の中に取り込んで、自発的な『一定のテンポ』を発することができるようにしよう」
この二つを並べて考えると、練習の結果がまるで逆になると思います。
つまりAは『依存』であるということ。
『依存』はあちこちにあり、これが上達や発展を阻むと考えられます。
実は、これはピアノに限ったことではないと思います。

たとえば、算数のわからない問題があった時に、生徒のわきで先生が解説しながら問題を解いたとします。
その時
A「わからなかったら、わきに先生が来て、説明してくれる」というのと
B「先生が言っていることを理解し、自分もできるようにならなければ」
どちらを受け取るかによって、結果は逆になります。

こうすると、「メトロノーム問題の多くは、メトロノームの機能そのものより、それを使う側の態度」ということになります。もちろんBのような「成熟した」態度をとって練習できるのは、よほどだといえなくもありません。それだけの意識がないと、このようなことはできないことはたしかです。
また、これらのことを踏まえた上での「メトロノームを使うべきかどうか」については、議論の余地があります。が、まずは「依存」ということをピアノ学習から排除したうえで考えるべきでしょう。

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