ピアノレッスン・一筋縄ではいかない
こんにちは。
明石市魚住の大竹ピアノ教室の大竹道哉です。
本日もブログを発信していきます。
先日のレッスン、受験生ですが
ショパンのエチュードだったと思います。
私は次のように言いました。
「テンポは正確に弾けているけれど
テンポを正確に、と思って弾いてみて!」
これがばっちり決まったのです。
ほかにも
「ここはテンポよりはみ出して時間をとって歌うように」
というのもありました。
「和音から和音にポルタメントで」 とか
「この全音符はクレッシェンドを感じて」(ちなみにシューマンは実際に楽譜に書いています)
などもです。
このようないわば「常識から外れた」注意は
その場で生徒の様子と音楽の状態を照らし合わせて
細心の注意と最大限の大胆さをもって言わなければいけないし
誰にでもここの箇所には、同じことが言える、というものではありません。
また「同じ場」でしか言えないようなデリケートなものです。
レッスンでの注意事項は
その場その場で生徒のその時の
様々な要素によって変わってきます。
やっぱりその場でコミュニケーションをとらないと
本当の意味でのレッスンはできないし
「誰にでも通用する注意」で終わるようなものではないです。
また、指導者は、生徒の演奏の外側
例えば「強弱、テンポ、音の粒がそろっているかどうか」という程度のものしか聴いていなかったら
このような注意はできないでしょう。
コンクールや定期試験などの審査の先生のコメントにも
このようなことは「気が付いても書けない」と思います
ですから、直接、日々接している指導者の責任は
大きいな。と感じます。
公開レッスンやワンポイントレッスンで
一度うまくいっても、
継続したり、自分のものにしたりするには
普段の練習一回一回を「確実に変えて」行かなければいけない
と思います。
この点では、この記事に大いに納得します。
「生徒が何を聴き、何を聴いていないのか、この瞬間にしかるべき次のための準備を考えているかどうか」
などを聴き取るレベルが要求されます。
注意して聴くばかりでなく
自分も課題に取り組み
演奏時に「どの瞬間に何を考え、感じるか」を
自分で感じ取る。
それがないとレッスンできない。
日々勉強、と自分に言い聞かせたいと思います。
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