2013年4月13日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 原因と結果 ものの考え方ですが、ある現象を見たときにそれを「原因と結果」に分けてきちんと整理できるかどうか。これは重要な問題だと思います。これは「病気」について考えるとすぐにわかると思います。たとえば「熱がある」「おなかが痛い」とい […]
2013年4月7日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 ピアノ演奏における下行形について だいたい人間は、上に行く時は注意深く、降りるときはもう一つのようだ。走りでも坂を下るとき足を痛めやすい(確か、箱根駅伝の解説で聞いた話)だし、登山も下りで遭難が多いという。階段でも下りるほうが転んだり足を痛めたりしやすい […]
2013年3月30日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 「家ではできたのに」を考察する レッスン生がレッスンに来てピアノを弾く。うまくいかない時のいいわけに「家ではできたのに」というのがある。これを考察する必要があると思う。というのも、単に「生徒の家での練習の仕方が甘い」のではなく、生徒の練習の組み立て方、 […]
2013年3月24日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 ピアノで「歌う」ことについて おそらく、最も重要なことだが、書くのが難しい。「歌いなさい」と先生が生徒に言えても「では、どうすればいいのですか?」ということになってしまう。「歌う」というのはおそらく「のびやかに声を届けたい」ということだろう。人間の本 […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 会ったことがないからわかりません 3月4日朝日新聞の夕刊に寺内タケシの記事で以下の記述があった。 高校生の時、音楽の試験で「ベートーベンについて述べよ」との問題が出た。俺は答案にこう書いた。「会ったことがないからわかりません。」これを見て私は「なるほど」 […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 強弱について 楽譜にはフォルテ、ピアノ、クレッシェンド、といった強弱記号が書き込まれている。これをどのように考えるかによって、演奏が違ってくる。強弱記号の代わりに、発想記号を置いてみる。すると、「なぜ」そこがフォルテなのかピアノなのか […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 譜読みをレッスンする。「音」を読む から「音楽を読む」へ(レッスンの友 2012年10月号にも、同じ ひとつ、考えてみました。多くのレッスンの現場で、楽譜を読むときに「音」を読んで「音楽」を読んでいないから、このような事態になるのではないかということです。バッハがインベンションについて前文を記していますが、それは明らかに […]
2013年2月27日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 図面としての楽譜 ピアノの楽譜はなぜ通常2段か考えてみました。これには2つの理由が考えられます。1.上段→右手 下段→左手2.上段 中央Cから上 下段→中央Cから下(これについては、現在通常に使われている大譜表が、上下対称になっています。 […]
2013年2月12日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 単純な形から ①「バッハ・インベンション6番」この曲は、なにかと難しいと思われてるようです。それは展開部に臨時記号、とりわけダブルシャープなんてものがあったりするから、何だかややこしい、と思われています。ここで今このインベンションをレ […]
2013年2月12日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 バッハ:インベンション第1番 まず、最初の休符を気にしてみましょう。①平均律クラヴィーア曲集第1巻第5番のテーマと比較します。インベンションは16分休符ですが、平均律は4分休符です。この休符でため込んだエネルギーの違いが、5度の上行か6度の上行かにな […]