ブルーメンシュタインコンクールを聴いて

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アマチュアの大人の人のコンクールは、最近盛んになっていて、私もよく審査等で聴きに行くことも多いです。今回は、関西予選を審査させていただきました。いくつか感じたことです。私の生徒でも、趣味でピアノを弾き、このようなコンクールなどにも挑戦している人もいます。
これらのことは、普段のレッスンの先生と相談しながら、できる範囲でやっていけるといいです。

1.楽譜の「読み」は?
楽譜の「音」を読んで、その音を「ただ並べる」のは、どうだろうか?作曲家は「演奏者が音を読んで、その表情や,まとまり、ハーモニーの変化などによる表情の変化を「わかっていてやってくれる」ものとして楽譜を書いています。それを「わかっていてやってくれる」ではなかったら、どうなるか?
「手紙」に置き換えて考えればいいと思います。私は、Aさんが「こう書けば分かってくれる」という了解のもとに、手紙を書きます。私の手紙をAさんが「何もわからず文字だけ読む」としたら???
通常、私たちは文字を読んだら「文章」にして、なるべくすぐに理解するようにしています。もちろん読み返して深く考えることはよくありますが・・・
だから、楽譜も「音符を読んだらすぐに、音楽に」しましょう。もちろん何度も読み返して、深く考えることや、修正もあります。

2.ピアノをうまく鳴らせる人が、あまりいなかった。
これは、ピアノの基本的な仕組み。それこそクリストフォリが作ったピアノから、300年以上変わらずに続いている「ピアノのアクションの仕組み」にそぐわない動きを、鍵盤に伝えているからです。
シーソーの向こう側の人をどうするのか?

3.姿勢に注意
ピアノを弾くときの「姿勢」は「見栄えが良くなるから」ではありません。姿勢をよくすることによって、各関節が動くことのスペースを得ます。それによって「ピアノを弾くための様々な動き」を「明確に役割分担する」ことが目的です。姿勢をよくすることにより、動きは自分にとって分かりやすくなり、適度に、また思い切りよく様々な動きを躊躇なく同時に得られます。

4.ペダルをどのように考えるか?
これも、単純にでよいから「ダンパーペダルの仕組み」を考えてみます。弦の振動は、他の弦に移り「広がって」行きます。つまり、ペダルを踏むことにより「響きは広がります」響きをどのように広げるか、また、次の別の響きにどのように移るか、その響きをどのように消していくのか。音楽のシチュエーションにより様々ですが、それらを演奏者は「見て」いないといけない。

5.いくつものことが同時にあるのが「ピアノの演奏」
たとえば、バスは8小節単位でカデンツを作っているけれど、内声は2拍ごと、メロディーは1小節でブレス、などということは、ピアノではいくらでもあります。つまり、ピアノの場合は特に「同時に違うサイクルを持つパートが共存している」ということです。同時に「あるパートは、im
tempo」でも「別のパートは ritardando」を欲している。なんてこともあります。

6.手の内にある演奏を
パフォーマンスとして、コンクール、演奏会などに出る場合、演奏としてコミュニケーションが取れるレベルが、やはり必要だと思います。難しい曲に挑戦する気持ちはわかりますが、それは順を追ってある程度のパフォーマンスができるようにしてからだと、いいと思います。

7.時間がなくても
時間がない中で、仕事におわれながらでも「自分の曲を楽譜がなくても考えられるように」しておくと「次に練習するとき」の心構えが自然とできて、効率よく上達します。

指導者やアマチュアのピアニストの皆様方からの、ご質問、ご意見お待ちしております。

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ブルーメンシュタインコンクールを聴いて” に対して5件のコメントがあります。

  1. ねこぴあの より:

    Unknown
    はじめて投稿します。中年のピアノ学習者です。

    >パフォーマンスとして、コンクール、演奏会などに出る場合、演奏としてコミュニケーションが取れるレベルが、やはり必要だと思います。

    やはりそうですよね・・・以前はものすごい無謀曲ばかりだったのですが、なんとか少しは音楽的に弾けるレベルの曲を丁寧に練習したいと思うようになりました。

    色々と知りたいことはあるのですが・・特に、
    >「自分の曲を楽譜がなくても考えられるように」しておく

    これは具体的にどのようなことでしょうか?よければ教えてください^^

  2. michiyaohtake より:

    Unknown
    電車🚃💨の中で『頭の中で隅々まですべての響きを考えられますか』そのとき『手指の動かす感触が起きますか』『楽譜の隅々まで見えますか』などです。最初は難しいし、途中できれたり特定のパートがわからなかったりします。これは、私もそうです。でもそこで『思い出そう』とする努力が重要です。次にピアノに向かったときの『印象』が違います。
    『忘れる事項』=『聴けていない事項』です。これも『自分が何に注意を向けていけばいいか』の指針になります。

  3. michiyaohtake より:

    Unknown
    あっ🚗運転中には絶対しないように‼️

  4. ねこぴあの より:

    Unknown
    お返事ありがとうございました。勉強になります。忘れる事象は聴けてない事象!びっくりしました。
    今までずっとなんちゃって暗譜をしていました。
    生まれて初めて、今、アラベスク1番で「暗譜」をしようと思ってます。どのようにすればいいかよく分かりませんが、もっともっとよく楽譜を見ようと思います。

  5. michiyaohtake より:

    Unknown
    そうそう、数年前『はじめてのドビュッシー』という記事を『レッスンの友』に掲載指しました。アラベスク第1番についてです。(そのとき会社が倒産したため、レッスンの友最終号でした)もしご希望でしたら、お送りします。

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