ブルグミュラー プレ講座①(動画もあります)

9月19日 午前9時30分~11時30分 ブルグミュラー講座 加西市民会館

コンクールを受けるとき
子供のコンクール、数多くありますが、やはり受けるには注意が必要だと思います。
まず、コンクールで参加者が評価されるのは、その参加者の様々な面の「一部分」だといえます。
コンクールでは審査員は「その場でその演奏を聴き、講評を書き点数をつけます」どうしてもその時間的な制限の中でしか、評価はできません。また、講評も「書きやすいこと、文章にしやすいこと」が書かれてくるのは当然です。いくら審査員が音楽経験豊かであっても、やはり人間です。ですから「講評」を読むことは大切ですが「本当の解決法」は、普段接している先生にかかってきます。審査員が「表面的ではないこと」を演奏に感じることはありますが、どうしても書ききれません。それを踏まえたうえで、講評用紙を読むといいです。

コンクールでは、その練習過程で、教師は生徒の実力以上のことを要求します。これは、生徒が発展していくために必要なことだとは思います・・・が
でもいつもいつもこればっかりでは「先生がこのようにしなさい」の連続で「生徒が理解しないのに、ある弾き方だけをさせる」状況が起きます。これが慢性化すると、生徒は「ピアノを弾くということ=先生に従う(自分で見聞きして考えるではなく)」になってしまいます。こうすると「ピアノを弾く」という意味そのものがゆがんで学習されてしまいます。生徒ひとりになったときに「何をしていいのかわからなく」なります。
一般論として「発達段階において年がら年中コンクール漬けにする」のは、このように「自分で聴きよく考える」ことを「破壊」することが考えられます。やはり、適度な参加回数(これも普段の先生の判断ですが)状態が理想だと考えられます。

コンクールの順位や入賞者「なんで?」ということも多くあります。また、なんで自分の生徒にこのように低い点がつくのか疑問に思うことも出てきたりします。

一般に「受け取った点数の中に低いものが混じっていても、その審査員は全員に低い点数をつけている可能性があります」(単にその先生の基準の点数の数値が低いだけ、ということもよくあります)
A先生はCさんに75点、Dさんに77点だとします。
B先生はCさんに80点 Dさんに82点だとします。
ここでCさんはA先生は自分に低い評価をつけたと思うかもしれませんが、そうではありません。点数の絶対数ではわからないということです。
また審査員によって「何を評価するか」が微妙に違います。それによって順位や評価が大きく傾くこともよくあります。そのために審査員が複数で審査をするわけです。それでも「なんでこのような結果に?」ということは起きます。
そういうことから「聴き方の視点を増やしていく」こともあります。
そのようなこともわきまえて、生徒をコンクールに出場させるといいです。
・結果に一喜一憂しないこと、
・演奏した「生徒をほめること」を忘れずに、
・自分の聴き方をしっかり持った上で審査員の講評に耳を傾けること。

まとめると「コンクールに依存しない」上手く付き合うことが求められます。どうか生徒の良いステップになりますように。

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