2013年3月24日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 ピアノで「歌う」ことについて おそらく、最も重要なことだが、書くのが難しい。「歌いなさい」と先生が生徒に言えても「では、どうすればいいのですか?」ということになってしまう。「歌う」というのはおそらく「のびやかに声を届けたい」ということだろう。人間の本 […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アニメ・コミック・ゲーム 読んだ音で「円を作る」 以前このような文章を書きました。音の強弱をつけたりすることによって、手のフォームがよくなったり指返しが楽になったりすることは多い。それは「注意ををどこに持つか」をコントロールすることにつながる。たとえば4オクターブのスケ […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 インポート 楽語も考えてみよう 今日、レッスンに来た女の子、初めての曲でした。曲はバルトークの「子供のために」の「スロヴァキアの民謡より 31.カノン」でした。冒頭、「pesante marc.」と記してあります。本当は生徒が調べてくるのが望ましいので […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 会ったことがないからわかりません 3月4日朝日新聞の夕刊に寺内タケシの記事で以下の記述があった。 高校生の時、音楽の試験で「ベートーベンについて述べよ」との問題が出た。俺は答案にこう書いた。「会ったことがないからわかりません。」これを見て私は「なるほど」 […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 強弱について 楽譜にはフォルテ、ピアノ、クレッシェンド、といった強弱記号が書き込まれている。これをどのように考えるかによって、演奏が違ってくる。強弱記号の代わりに、発想記号を置いてみる。すると、「なぜ」そこがフォルテなのかピアノなのか […]
2013年3月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 譜読みをレッスンする。「音」を読む から「音楽を読む」へ(レッスンの友 2012年10月号にも、同じ ひとつ、考えてみました。多くのレッスンの現場で、楽譜を読むときに「音」を読んで「音楽」を読んでいないから、このような事態になるのではないかということです。バッハがインベンションについて前文を記していますが、それは明らかに […]
2013年2月27日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 数え方を考える 楽曲を弾く時、数え方を変えるだけで流れがよくなったり、曲のまとまりがよくなったりします。 ①ペッツォルトのメヌエットです。譜読みの最初の段階では、各小節「1と2と3と」というように数えていると思います。音が読めたら次の段 […]
2013年2月27日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 図面としての楽譜 ピアノの楽譜はなぜ通常2段か考えてみました。これには2つの理由が考えられます。1.上段→右手 下段→左手2.上段 中央Cから上 下段→中央Cから下(これについては、現在通常に使われている大譜表が、上下対称になっています。 […]
2013年2月12日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 単純な形から ①「バッハ・インベンション6番」この曲は、なにかと難しいと思われてるようです。それは展開部に臨時記号、とりわけダブルシャープなんてものがあったりするから、何だかややこしい、と思われています。ここで今このインベンションをレ […]
2013年2月12日 / 最終更新日時 : 2020年2月2日 大竹 道哉 アート・文化 バッハ:インベンション第1番 まず、最初の休符を気にしてみましょう。①平均律クラヴィーア曲集第1巻第5番のテーマと比較します。インベンションは16分休符ですが、平均律は4分休符です。この休符でため込んだエネルギーの違いが、5度の上行か6度の上行かにな […]