ペダルを踏まない難しさ(2)
ブルグミュラー 25のやさしい練習曲 作品100 第9番。狩り
馬の走る様子の描写と、合図のホルンの音の描写、狩りの音楽だったら定番ともいうべきものがあらわされています。
左手のパートはこれです。で、もしこのパートだけだったら、響きを広げるためにダンパーペダルを踏んでいたと思います。
しかし、そうすると、右手のパートのスタッカート(馬の脚の音の描写)が死んでしまいます。
つまり、左右とも、それぞれのキャラクターや、響きの広がりを個別に、タッチのみで作り上げる、という難しさに直面します。 この左手だけでペダルなしで、のびやかに遠くへ響くように、しかもごつごつせずに「ホルンのように」弾くのは、大変難しいです。
ペダルを書けと言われたら、このような感じになるのでは、と思います。
「ペダルを使わなくていい」=「演奏がやさしい」のか「ペダルを使えない」=「演奏が難しい」のか。パラドックスのようです。それはともかく、「ペダルがなくても、狩りの情景を全部余すところなく表現したい」です。
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