2021年9月12日 / 最終更新日時 : 2021年9月12日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 「テンポを正確に弾きなさい」と「テンポを正確に弾くと、このようなことが聴こえてくるよ」 私は、基本的に後者のほうでありたいと思っています。この2つは、全く違うと考えています。 これを実行することは、指導者にとってすごい勉強になるし、新しい発見も多いです。例えば「ベートーヴェンのソナタのこの個所は、なぜ正確な […]
2021年8月31日 / 最終更新日時 : 2021年8月31日 大竹 道哉 音楽 「いろいろな弾き方で・・・・」 今年6,7,8月とコンクールやアドバイスにあちこち行かせていただきました。このような大変な状況の中、開催のためにご準備されたスタッフの皆様、ピアノの先生、保護者の皆様に感謝します。本当にありがとうございました。さて、特に […]
2021年8月25日 / 最終更新日時 : 2021年8月25日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 休符について考える モーツァルト:ピアノソナタ イ短調 K.310 K6.300d 第3楽章159~ 私が先日レッスンで問題にしたのは、赤で囲った休符についてです。 のように考えてしまう人が多いのではないだろうか。私は、このような演奏に「物 […]
2021年8月17日 / 最終更新日時 : 2021年8月17日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 バッハ・インベンション15番はなぜ難しいか? マタイによる福音書;第6章3節より「・・・右の手のすることを左の手に知らせてはならない。」 この曲の上声冒頭は、八分休符である。バッハの作品に、この冒頭と同じリズムは大変多い。インベンション、シンフォニアでもよく見いだせ […]
2021年8月8日 / 最終更新日時 : 2021年8月8日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 ピアノの練習・シミュレーション力をきたえるには アルゲリッチだったかな?通学のバスの中で楽譜を見ているだけでラヴェルの協奏曲が弾けるようになったという。(様々な異論、いやそれはリヒテルだとかギーゼキングだとかバスじゃなくて電車の中だとか、ラヴェルじゃなくてシューマンだ […]
2021年5月11日 / 最終更新日時 : 2021年5月11日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 バッハの平均律のレッスンから その1 バッハの平均律のレッスンから その1 先日のレッスンの曲、この楽譜を、譜例1のように考えるか、譜例2のように考えるか?譜例1 譜例2 よく「譜例2」のように弾くことを指示しがちですが、そうすると、ただアクセントのついた音 […]
2021年1月17日 / 最終更新日時 : 2021年1月17日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 ピアノを弾くときの頭の中 ピアノを弾くときに、時間的に次のようになる。 「準備」の内容は「弾かれて」それを「聴く」に移っていく。これらは常に、循環する必要がある。すると時間的に「同時に別の」ことを考える必要がある。ある瞬間を切り出すと、次のように […]
2020年10月19日 / 最終更新日時 : 2020年10月21日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 豊かな表現のために 様々なまとめ方と、表情で、どのように聞こえるかを実験し、考察していきます。もちろん、表情は「強弱」だけではないのですが、とりあえず強弱で実験してみます。また、実験考察なので、時代様式と違う弾き方や、楽譜の記述からはみだす […]
2020年10月11日 / 最終更新日時 : 2020年10月12日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 ブルグミュラーコンクールを審査して 10月11日、ブルグミュラーコンクール明石予選・今日は、本当に久しぶりに子供たちのコンクールの審査でした。本当に一生懸命弾かれているのを聴いて、元気をもらうことができました。 いくつか「このようなところに気をつけたらいい […]
2020年9月13日 / 最終更新日時 : 2020年9月13日 大竹 道哉 大竹道哉『日々雑感』 ペダルを踏まない難しさ(2) ブルグミュラー 25のやさしい練習曲 作品100 第9番。狩り 馬の走る様子の描写と、合図のホルンの音の描写、狩りの音楽だったら定番ともいうべきものがあらわされています。 左手のパートはこれです。で、もしこのパートだけだ […]