ショパン・バラード第4番を弾いてみました

  • 右手は、始まる前から少しずつcrescendo、
  • 左手は赤□のところでmolto crescendoとmolto esp.

とくに、右手は、「音を出す前から、G音のオスティナートが響いている」つもりで

・右手の出だしのアイデア

左手の出だしのアイデア

左手に「この赤いcrescendoを急激に感じる」

この出だしは、非常に各パートが複雑に絡み合っていますが「現実の音を出す部分」だけで考えると、行き詰るように思えます。2つのことが言えます。

  • 各パートによって「別の強弱やアーテキュレーションが同時に存在する」
  • 「音のない部分」にもさまざまな「動き」が存在し、演奏者はそれを感じる、あるいはそれを「聴かせる」ように努める。

「現実の音が出ていない」部分が、カギになります。

実際に弾いてみました。私は、この松葉(ヘアピン)は「手の中の空気」の加減のように感じました。単なる「強弱」という「直線を行ったり来たり」ではなく、「立体的、触感的」な感覚も駆使していくといいと思いました。動画も添付します。

私は、バロックのチェンバロ・オルガン奏者がより柔らかなアーテキュレーションを持っていると感じています。ピアノという楽器は「打鍵の強さ(勢い)」で強弱が出るので、それだけに頼りすぎているように思います。バッハのインベンションを見ると、ここでのバラード4番のアイデアが、役に立つように思います。(時系列で言うと、逆であることはもちろん承知の上です)

「また、ショパンについて書くと、バッハが出てくるのか」私は「ショパンは作曲するときに、バッハの楽譜をわきに置いている、あるいは、バッハの曲を書いて自分流に変化させている」とさえ思うのです。

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