ペダルに関する考察・メヌエットのペダル この曲ではなぜ踏まないほうがいいのか。 バッハ :アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻 メヌエット BWV Anh.116 ト長調

試しに、ペダルを入れて弾いてみる。皆様も試してみてください。

①上声、上行しようとする動きが、ペダルによって音が残されることにより薄まってしまう。

①上声、上行しようとする動きが、ペダルによって音が残されることにより薄まってしまう。①上声、上行しようとする動きが、ペダルによって音が残されることにより薄まってしまう。

のように聞こえてしまい、残った響きが、上に行く動きを阻害してしまう。
②同じ理由で、「動こうとする」よりも「留まって響きが広がってしまう」ほうが勝ってしまう。またそれにより上声。下声での広がろうとする動きも聴こえにくくなる。
③メヌエットのリズムが明確にならない。一拍ずつのステップが聞こえにくい。
④これもやはり、一オクターブを回ってくる動き(メヌエットの動きを思い起こす)よりも留まった動きのない和音が勝ってしまう。

このようにしてみると、ここでこのようなペダルの使い方をすると、曲の持つメヌエットの動きやステップよりも、留まった和音の響きが勝ってしまう。ということだろうと思います。

これらの事項は「ペダルをどのように踏むか」の参考になると思います。よく踏まれる「同一和声の中」でも「曲の持つ動きや方向、広がり、リズム」などを阻害してしまわないか。また、それらを阻害せずに何らかの効果を上げる踏む方法も考えてみる。楽曲の内容、構造、様式、演奏者の技術の程度と音楽的な傾向などをかんがみて、総合的にペダルを考えることが必要だと思います。

また、単に「ペダルを踏む箇所、上げる箇所」だけでなく浅いペダル(加減も含めて)や細かい踏み変え、またタッチを変えることにより、ペダルをより効果的に使う可能性が出てきます。

バッハ、あるいはバロックや古典派、クーラウ、クレメンティなどのソナチネ、ハイドン、モーツァルトなどのソナタに「ペダルを使わない」という考え方があるのは承知しています。実際にはハイドン、モーツァルトのピアノには「ダンパーを上げる装置」は存在していました。もちろん現代のピアノより」華奢な音なので、同じように扱うわけにはいかないでしょう。ですが「当時のピアノにダンパー装置がなかったから」という理由は「事実としては間違っています」

現代のピアノで様々な可能性を試みて、音楽にの内容に即して聴き考える、しかないと思います。

また、バッハの平均律第1番のプレリュードや第9番のプレリュード

などは「お互いの弦に共鳴させ、響きを広げる」という「ダンパーペダルの考え方」の萌芽が見られるように思えます。また、インベンションなどでも赤丸の減7度の響きを広げるために、少し使うことも考えられます。(この指摘は私の生徒のK.Oさんからのものです、感謝します)

また、このような箇所は、和音にペダルを使うといいですね。

もちろん「踏むことが技術が高い」などということはなく「ペダルを踏まない」選択も「ペダル技法」です。様々なことを照らし合わせて、各自が判断することだと言えます。

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